良い映画の基準

 

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

 

 

 『トゥモロー・ワールド』という映画をパソコンについているDVDで見たらめちゃくちゃ面白かった。

 

見る前はパソコンで映画を見ることに不安を感じていたのだけど、それが杞憂に終わって本当によかったと思う。

 

パソコンで映画を見ることの何が嫌かって、インターネットに浮気してしまうことだ。

 

つまらない映画、展開が遅い映画だと、私の場合すぐインターネットにつないで

ネットサーフィンをしてしまうのでパソコンは映画を見る環境としてはあまり適していない。

 

だけど今回は映画の面白さの方が、インターネットの誘惑に打ち勝ったので、浮気をすることなく映画を見られた。

 

これって映画の良し悪しを測る一つの基準になると思う。

 

つまりインターネットにすぐつなげられる環境で映画を見て、一気見出来たらその映画は良い映画。一気見出来なければ、その映画は悪い映画。ということがとりあえず言えるのではないか。

 

トゥモロー・ワールド』という映画の何が良かったかというと、この映画展開がめちゃくちゃ早いのだ。

 

普通の映画だったら、例えば主人公が親しい友人の死に直面したら、その感情を主人公に表明させ、観客の共感を誘うが、この映画の場合、観客が十分に感情移入する前に物語が展開していく。私はそこが面白いと思った。

 

マンガで言えば浦沢直樹の描く作品みたいなもので浦沢の映画をうまく映画化したら『トゥモロー・ワールド』に近づけると思った。

 

 

理容店のマッサージの上手さ、個人差ありすぎ問題

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金がないし、自分の見た目を気にするタイプでもないので

いつもチェーンの理容店に行って髪を切っている。

 

こういう店を利用するメリットは、

第一に料金が安いということだ。

 

そして店員がアグレッシブに話しかけてこな

という点も自分に合っている。

 

ただもちろんデメリットもあって、そのうち一番大きいのが

マッサージの腕に個人差があるということだ。

 

うまい人はその場で眠たくなってしまうほど気持ちいい。

ただ下手な人がやるとメチャクチャ痛い時や、

逆に弱すぎて何の意味もないと感じる時がある。

 

最初に書いた通り、自分は見た目をあまり気にしないので、

マッサージのうまい人を指名できるようなシステムを

作ってほしいと前から思っている。

捕鯨論争についてのメモ

韓国人のすべてが犬の肉を食べるわけではないように

日本人のすべてが鯨の肉を食べるわけではない。

 

japanese.joins.com

 

鯨の肉を食べることが日本文化であるという断定は

クジラ肉を食べない日本人を不快にさせる。

 

だから捕鯨問題の賛成派も反対派も

捕鯨・鯨食は日本文化」という

ステレオタイプを取り外す必要があると思う。

 

賛成するにしても反対するにしても

ローカルな文化としての捕鯨という前提

で話すことが重要だ。

男の自分が『おそ松さん』を見た感想

 おそ松さんを某動画サイトでちょっとだけ見てみたけど、兄弟同士のけんかなどの暴力描写がリアルすぎて自分にはキツかった。女性はファンタジーとして割り切れているのかもしれない。だけど自分には痛みが直に伝わってきて不快だった。

 

 たいていのアニメの暴力的なシーンは抵抗なく見られる。それはなぜかというと、登場人物の負うダメージが自分とは全く関係のないものだという前提があるからだ。一方、おそ松さんは、痛みをリアルに感じさせる方向で演出しているように感じた。

 

 自分はそういった演出を受け入れることはできないが、腐女子と呼ばれる人たちにはウケがいいのかもしれない。男性の中に私のようなタイプが一定数いるなら、『おそ松さん』が男性に受け入れられる可能性は、腐女子が考えるよりもずっと低いと思う。

 

 何が言いたいのかというと、『おそ松さん』は腐女子向けアニメだから男性に人気が出ないというよりも、男性への配慮が無さすぎるから男性人気が出ないのだと思った。

2017年の紅白を見なかった理由(ちょっと見たけど)

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 昨年、一昨年と紅白歌合戦を見て、このブログで曲のレビューみたいなことを書いてたけど今年は、それ、やらなかったよ。

 

 パソコンでゲームをやってたら時間を放送開始を過ぎていて、1時間たってようやくテレビをつけた。そしたら、EXILEが歌っていて急に萎えたんだ。ちょっとはレビューしようって気持ちがあったのに。

 

 EXILEは、ほんとどうでもいいパフォーマンスしてた。何も訴えてこないし、何も伝わらない。こういう人たちが、日本の音楽の代表として出演してる紅白って、いったい何なんだろう。ここで、その後も紅白を見続けようというやる気が、だいぶ挫かれてしまった。

 

 そのあとTWICEで、これは良かった。人数が多すぎないのでそれぞれの個性がわかる。そのうえで、ルックス面での統一感もある。そういう意味では乃木坂に近いのかな。ただ曲はあんまり印象に残らなかった。良いダンスを踊れるということと、印象に残る曲というのは両立が難しいのかもしれない。でも全体的には善戦していた。

 

 その後は、あまり見てなくて気づいたらsuperflyをが歌ってて、ここで見るのをやめた。『愛をこめて花束を』はもちろん良い曲に決まっているけど、発表されてから10年たって再評価するようでは遅いし、10年前の曲に現代の曲が負けているという状況がおかしいのである。それで見るのをやめた。

 

 そもそも前の記事にも書いている通り、今年は司会や歌手が発表された時点でだいぶ失望していた。前回グダグダだった有村架純を今年も起用する意味が分からないし、歌手に関しても紅組が勝てる展望が全く見えなかった。

いや、さすがに紅組弱すぎないか?2017紅白歌合戦 - ドリップ式映画・資格日記

 

 結果は白組の圧勝。だけど、そんなことやる前から分かってたでしょ?って感じだ。メンツが違いすぎる。

「紅白歌合戦」白組が3年ぶり圧勝 約80万票差 昨年は物議→今年は審査方法を変更― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

 そして椎名林檎。見てないけど、共演という形で茶を濁したということなんだろう。東京五輪への影響を考えると分からないでもないけど、それなら受けなければよかったのではと思わないでもない。

 

 来年見るかはまだ決めていない。アーティストと曲が良ければ見るし悪ければ見ない。できれば旬の歌手、旬の曲のほうが良いに決まっている。次こそは期待したい。

村経営ゲーム『Banished』のバランスの良さ

 今日、Banishedというゲームを購入してプレイしてみたが、ハマって6時間ぐらいぶっ続けでプレイしてしまったので内容を紹介したい。

 

 Banishedはsteamで購入できるパソコン用のゲームで、ジャンルは経営シミュレーションだ。ニコニコ動画で実況動画が多くアップされているので、見たことのある人も多いと思う。

 

 動画サイトでさんざん投稿されているこのゲームをプレイしてみようと思ったのは、単純にsteamのセールで安くなっていたからだ。

 

 ストーリーと呼べるようなものはないが、村の経営者(神?)となって、最初は少人数の村を発展させていくというゲームだ。

 

 このゲームの何が面白いのかは自分でもよくわかっていない。ただ、ほかの経営シミュレーションよりも長く遊べる造りにになっている点には関心する。つまりこのゲームの良さは、ゲームバランスが素晴らしい点に尽きる。

 

 ふつうの経営シミュレーションであれば、条件を満たせば人はどんどん増やせるが、このゲームではなかなか増えない。そして、どんなに万全な経営をしたとしても、死ぬときはあっさり死んでいく。

 

 難易度がeasyでもこの点については変わらない。自分ではバランスの良い村を作ったと思っていても、すぐバランスが崩れて人口が激減するということがありえる。例えば健康度を保つハーブが何らかの理由で不足すると人がごろごろ死んでいく。だから簡単に達成感を得られない代わりに、人口が目標値をクリアした時は非常にうれしい。その辺のバランスが優れているゲームだと思った。

最近の椎名林檎への個人的な考えと、紅白歌合戦

椎名林檎のインタビューが話題になっている。

新聞で見た「15歳の女の子」へ――椎名林檎、ものづくりの根底にあるもの - Yahoo!ニュース

 

椎名林檎について、このブログで何度も触れたが、最近ずっと彼女の曲を聴いていない。

椎名林檎の『長く短い祭』のPVが素晴らしい - ドリップ式映画・資格日記

 

彼女の歌が、この頃の自分の気分と全然合わないからである。曲自体が嫌いになったわけではないが、聴きたいと自然に思える機会が全くないのだ。

椎名林檎の軽くて明るい感じの曲ばかり聴いてる - ドリップ式映画・資格日記

 

この先もう、昔のようにどっぷり浸って彼女の曲を聞くということはないのかもしれない。ただ『あおぞら』とかは、ふいに聞きたくなる。

 

あとは『化粧直し』とかぐらい。年齢重ねても聞きたいと思える曲は意外と少ない。そういう結論にたどりついた。

 

自分が本当に好きだったのは、『Dynamite out』の頃で、そこからどんどん興味は薄らいでいる。もう10年以上経つので充分か。

 

左翼じゃないけど、「国民的」って形容詞がついた途端に嫌になっちゃうんだよね。松井とかまさにそう。国民栄誉賞なんか受けとってほしくなかったよ。

 

松井の話は置いといて、椎名林檎は今年も大したヒット曲がなかったのに紅白でちゃっうし、ますます「国民的」に近づいている。

 

大衆ってのは否定するでもなく肯定するでもなく、とにかく近づかないことが一番なんだけど、いつか踏み外しそうで怖くなっちゃう。

 

紅白に出ないのが一番ってこと、安室はよく分かってる。

 

出ることが決まっているのなら、個人的に聞きたいのは『あおぞら』『化粧直し』。それが無理なら『歌舞伎町ー』や『罪と罰』ぐらい攻めてほしい。

 

『NIPPON』とか『カーネーション』でお茶を濁すのが最悪。

 

紅白にオリンピックを持ち込むのも最悪。だから『東京は夜の七時』もありえない。

 

選曲さえ間違わなければ、パフォーマンスには期待していいだろう。