男の自分が『おそ松さん』を見た感想

 おそ松さんを某動画サイトでちょっとだけ見てみたけど、兄弟同士のけんかなどの暴力描写がリアルすぎて自分にはキツかった。女性はファンタジーとして割り切れているのかもしれない。だけど自分には痛みが直に伝わってきて不快だった。

 

 たいていのアニメの暴力的なシーンは抵抗なく見られる。それはなぜかというと、登場人物の負うダメージが自分とは全く関係のないものだという前提があるからだ。一方、おそ松さんは、痛みをリアルに感じさせる方向で演出しているように感じた。

 

 自分はそういった演出を受け入れることはできないが、腐女子と呼ばれる人たちにはウケがいいのかもしれない。男性の中に私のようなタイプが一定数いるなら、『おそ松さん』が男性に受け入れられる可能性は、腐女子が考えるよりもずっと低いと思う。

 

 何が言いたいのかというと、『おそ松さん』は腐女子向けアニメだから男性に人気が出ないというよりも、男性への配慮が無さすぎるから男性人気が出ないのだと思った。