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社会保険労務士に今何が起こっているのか

自分は社会保険労務士の資格取得を目指しているのだが、最近、この資格に関していくつか気になる出来事が起こっている。そのことについて書きたい。

 

まずひとつめは全国区のニュースにもなったので知っているひとも多いと思う。例の愛知県の社会保険労務士の件である。

www.asahi.com

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 簡単に言うと、「企業に気に入られるように、労働者の人権を無視するような記事を書いたら、炎上しちゃって制裁された」という話である。愛知県社会保険労務士会は社労士に対して3年間の資格停止処分を、厚生労働省は3か月の業務停止命令をそれぞれ下している。愛知県社会保険労務士の処分は愛知県限定なので、他都道府県の社会保険労務士会では業務を行えるのかもしれないが、実際には無理だろう。だから国の業務停止処分にあまり意味は無いのだが、社労士としては、処分の手続き的な問題を指摘し、それを否定することで、自分の行為の正当性をアピールする狙いがあるのだろう。

 

 もう一つは、平成27年度社会保険労務士試験の合格基準に関する話題である。昨年行われた試験の合格率は、なんと2.6パーセントと、試験始まって以来最低の数字だった。これを問題視した一部の受験者の間で、不合格処分の取り消し訴訟が提訴されている。

blogs.yahoo.co.jp

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 この人の意見に全面的に賛成するわけではないが、この人の執念には頭が下がる思いである。試験の合格基準なんていうのは、多くの人が知ることができないものだと初めから決めつけていたわけだが、この人はそのブラックボックスをこじ開けて全て白日の下に晒してしまった。

 記事をすべて読んだわけではないが、試験を運用する側で合格率の調整が行われていたと結論付けられている。合格率を意図的に低くしたということは、昨年の受験者とそれ以前の受験者とで「差別的な取り扱い」がなされたということである。また結果として、このような試験の難化は既得権の保護につながる。すでに社会保険労務士である者を優遇するような方針を取りたいのであれば、国はその理由を明らかにするべきだ。そういった点では私はソース元のブログ主さんに賛成です。

 

以上、社会保険労務士にかかわるちょっとややこしい話題でした。