MOS試験Excel2013体験記
受験するまでの経緯
先日MOS試験(マイクロソフトスペシャリスト試験)のExcelを受験してきた。
多くの求人票でExcel,Wordが使える人と書かれていたので、
この資格を取って履歴書を埋めようと考えたのである。
ただ、ネット上では「そんな資格必要ない」という意見が大半だった。
自分も同じことを思ったのだけれど、
長い間Excelから離れていたため、自信を喪失していた。
そういうことで以前から受けよう受けようと思ってはいたのだが、
受験料のためになかなか受験を決断できずにいた。
この試験、なんと受験料が10,584円もするのである。
それもたった1科目で。詳しくはこちら↓
Excel 2013 スペシャリスト(一般)|MOS公式サイト
これは資格試験の受験料としては異例の高さである。
たとえば簿記試験などは3級ならば3,000円程度で受けられるし、1級でも8,000円程度で受けられる。
MOSはスペシャリストと言っても、パソコンの技能に関連した試験の中では最も初歩的な試験である。
それが10,584円も支払わないと受験できないのだから、驚きだ。
MOS試験(マイクロソフトスペシャリスト試験)について
MOS試験はWord,Excel,Powerpoint,Accessの4つの科目から構成されている。
さらにソフトのバージョンによって2007,2010,2013と分かれている。
私が受験したExcel2013は一つの試験で決められた操作に従い
1つの完結した資料を作りあげるというものである。
当然、前の操作が後の操作に影響するので、慎重さが求められる。
一方、2010のバージョンは1問1答形式のようなので、そういったプレッシャーは無い。
試験はすべてパソコンで受験する。
タイムリミットは50分で、合否はプログラムによって判断され
試験終了後すぐに発表される。
MOS試験(Excel)の勉強方法
前述のとおり受験料のこともあって、長らく受験するのをためらっていたのだが、
ある時、これではいつまでも資格取得できないと思い至った。
決して安くない参考書を購入し、近所のパソコン教室に受験を申し込んだのである。
買ったのは以下の本のみ。
Microsoft Office Specialist Excel 2013 対策テキスト& 問題集 改訂版 (よくわかるマスター)
- 作者: 富士通エフ・オー・エム株式会社
- 出版社/メーカー: FOM出版
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この本は基本的な操作方法が記されたテキスト部分を問題集で構成されている。
そして一番の目玉が模擬試験用のプログラムで、これがなかなか良かった。
自分は一応テキストに書かれた基本操作と問題もやってみたけど、
合格するだけならこの模擬試験プログラムを繰り返し受験して、
間違えた部分の解説を見るだけでも十分かもしれない。
この模擬試験プログラムでは50分以内に50の操作を行うというものである。
最終的な完成形を見ることができるので、それと比較しながら作業を進めることになる。
試験終了後自分の操作の正誤と正答率が発表される。
間違った問題は、音声付きの解説を見ることで正しい操作法が理解できる。
この問題集には全部で5種類の模擬試験がプログラムされていて、
自分は5つの模擬試験で正答率が90パーセント以上になるまで繰り返しプレイした。
とは言っても4回も繰り返せば難なく90パーセント以上は解けるようになる。
総学習時間は15時間程度で、普段からExcelに触れている人ならもっと少なくても良いと思う。
試験当日&試験結果
試験場所は近所のパソコン教室だった。
まず試験の種類とバージョンの確認、それから身分証の提示を求められた。
つぎにファイルのような物で、試験についての説明を読むように言われ、
それが終わると今度は試験IDとパスワードを入力し、今度はパソコン画面上で
試験中の画面の見方や説明方法を確認するよう求められた。
何だかんだでここまで30分くらいかかったと思う。
そしてやっと試験開始。
最初は模擬試験プログラムと違う点がいくつかあって戸惑う部分が多くあった。
模試試験プログラムでは最初に自分でテキストファイルを開いて始めるが
実際の試験では最初から複数のシート上にデータがあって、すぐに操作を始める必要があった。
そして模擬試験プログラムでは基本的に1問につき1つの操作で50問だったが、
実際の試験では1問に複数の操作があって問題数も50問より少なかった。
そんな感じで問題形式に戸惑いつつも、回答を続けて言った。
途中、関数の問題で絶対参照なる見慣れない言葉が出てきて焦ったのだが
無視していつもの方法で関数の操作を入力した。
最終的に見直しを含めて、50分まるまるかかってしまった。
そして結果は・・・
合格!!
点数は1000点満点中1000点だったので、間違いはなかったのだが、
途中場当たり的に操作した部分が問題がいくつかあったので
モヤモヤとした感情が残り、素直に喜べなかった。
ともあれ合格は合格。基準点は700点とのことだった。
700点であれば関数関連が全くできなくても合格する可能性はあるが、
テキスト無しで対処できるかどうかは微妙なところ。
ということで、最低限の労力で合格したいという方には
テキストに付属している模擬試験プログラムを
90パーセント以上の正答率が取れるようになるまで繰り返し解くこと
をお勧めします