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マンガ『ワンピース』って愛国ポルノ以上に危険だと思う

 愛国ポルノとかいう名前を付けられて問題視されている事象っていうのは、問題っていうほど重要な事ではないような気がする。それを言うなら今日本で最も売れているマンガ『ワンピース』は友情ポルノとでも呼ぶべきで、なぜ右翼的なものだけが問題視されているのかが理解できない。いつか冷凍食品に農薬を入れた容疑者が、「正義」って文字が入った上着を着ている写真が出回ったことがあったけど、あれって『ワンピース』の海軍が身につけている衣装だよね。というか、『ワンピース』では、友情という大義名分の名のもとに、非合法的な行為が許容されていて、相当危険だと思うのだけれど、どうなのだろうか。

 以前、NHKが『ワンピース』の特集をしたとき、日本のアカデミズムやマスメディアの人間はこぞって『ワンピース』を持ち上げたけど、その危険性について言及した人間はいなかった。私は、そのことの方がヤバいと思う。普段は「軍靴の足音が…」みたいな論法を展開している論者も、『ワンピース』については肯定的に論じてしまう。分かりやすい右翼的なものにはメチャクチャに批判するけど、『ワンピース』に潜在しているヤバいものには気づかないか、気づいていても空気を読んで肯定してしまう。こういう左翼的な思考法の短絡さって、ネトウヨと同等かそれ以上に人々を間違った方向に導いていると思うのだけど、どうにかならないものか。まあ、戦後以来ずっとそうだったわけで、今後も変わることはないのだろうけど、救いようがないよなぁ。