森友学園関連の話題を追って思ったこと

森友学園の件。現在まで、とくに自分から調べなくても何度となくこの話題をフォローしている人たちのツイートから情報が流れてきて、それを眺めていたのだが、一番強烈に印象に残ったのは、これを話題にしている人たちの節操の無さだった。

 

自分も数日前までは森友学園なんてまったく聞いたことが無かった人間のひとりである。この名前を最初に見たのはtwitterで、著名な学者が菅野完の呟きをリツイートしたものだったと記憶している。

 

最初から安倍総理や総理夫人と学校法人との関連性を匂わせて、炊きつける・煽るような内容のツイートが多かったのだが、具体的に総理が経営や創設に関わっているという証拠は無かった。

 

そしてその後に上げられた、彼らが関係性を示す証拠だと主張するもののほとんどが、印象操作以上のものでは無いのには、正直呆れた。

 

別に件の学校法人に問題が無い訳ではなく、取引に当たった財務省や国の体制は大いに問題視されるべきだと思うが、総理と関連付けて問題視されるべき話題であったかは疑問である。

 

あわよくば与党批判に繋げようという意図があったのだと思われるが、マスコミの食いつきは鈍かった。

 

それも当たり前で、総理との関連性で話題を広げだとして、そのことに対する十分な裏付けが無ければ取り上げたメディア自体の信用度が下がる。その点、個人がツイッターで印象操作を行うのとは全く事情が違うのである。

 

ただ、そもそも個人であれば、あるいは政権批判が目的であれば、悪辣な印象操作やデマまがいが許されるのだろうか、と疑問に感じた。あるいは、それをある程度予期しつつリツイートする人たちは全く責任を問われないのか、ということ。

 

そういうことで、自分の政治への抵抗感・嫌悪感はより一層強くなった。