2016年紅白の曲の中で聞いたことが無い曲を聞いてみた-Sexy Zone、市川由紀乃、RADIO FISH、西野カナ 、SEKAI NO OWARI、水森かおり

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主観的にA~Eの5段階で評価。あくまで主観的。

Sexy Zone『よびすて』評価A

歌が上手い。ジャニーズと言えば、ダンスはうまいが歌はイマイチというグループが多い中で、このグループは歌っているすべてのメンバーがうまかった。

 

 

まず最初歌った佐藤勝利(しょうり?かつとし?)は、非常にソフトで繊細な歌い方なんだけど、優しい性格がにじみ出ている感じに好感が持てる。あとイントロの口笛がうまい。眉毛も松潤なみに太くてインパクトがある。次に歌った中島健人は、いままで聞いたジャニーズの歌声の中でもトップレベルだと思う。声量があって、聞き取りやすい。3番目に歌った菊池風磨は、歌い方が韓国歌手やEXILEっぽいのだが、今風な意味で上手い。

 

ただ残念なのは5人とも髪を下しているなど、容姿に個性がないことで、その点さえ改善すればかなり期待できるだろう。

市川由紀乃『心かさねて』評価C

初めて見たのだが、剛力彩芽のような切れ長の目で身長が結構高いので着物が良く似合っている。まぁ決して美人ではないし、天童よしみのような愛嬌のあるタイプでもない。声は迫力があるというよりは、繊細な感じ。

 

曲は昭和風の歌詞で、男に黙って付き従う女の歌という感じ。こういう曲が一曲あってもいいのかもしれない。演歌にもフレッシュさが必要なのだろう。

 

RADIO FISH『パーフェクトヒューマン』評価D

たぶん普通のラッパーがこの曲を歌ったら、観客は全然歌詞を聞き取れない可能性があるが、その点、藤森の声は非常にクリアで、妙なイントネーションもないので、なにを言っているのかを聞き取ることができる。その点、ふつうのラップの曲よりも紅白向きだと思う。

 

歌詞は、自己啓発+宗教みたいな感じで非常にうさんくさいのだが、バカバカしいことを壮大に歌うというギャグなのだろうか。韻の踏み方も日本語ラップを馬鹿にしたような感じで、本職の方が聞いたら怒り出しそうだが、それもあえてなのだろう。

 

ではこの曲に対して良い印象を抱くかというと、そんなことはなくて、どこまでいっても斜に構えたような姿勢が癪に障る。一部PSYの『GANGNAM STYLE』をパクっているからダメという声もあるが、むしろギャグでも、スタイリッシュさの点でも本家のPSYを超えていないことが問題なのだと思う。

 

西野カナ 『Dear Bride』評価B

相変わらず、歌が上手い。そして20代の女性を狙い撃ちにしたような、曲を作り続けている。性格が良さそうなのも良い。ただ、今年の曲は良い曲だけどインパクトが少ないので、メインターゲット以外にはあまり受けないと思う。

 

SEKAI NO OWARIRPG』評価D

いまさらこの曲を歌ったところでインパクトは無いので、結局2014年の紅白で歌った『Dragon night』の方が良かったという評価になるだろう。パフォーマンスによるところもあるが、基本的に今回は期待できないと思う。『ANTI-HERO』みたいなダークな世界観の曲の方が絶対良かった。「JAM」が選ばれるくらいだから、『ANTI-HERO』も当然選ばれる可能性はあったのだとおもうのだが、なんでこっちは無難な方にいっちゃったのかなぁ…

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水森かおり『越後水原』評価C

あえて今年初選出の市川由紀乃などと比べてみても、水森かおりのほうが遥かにうまいことが分かる。だけど、他の演歌勢(天童よしみ坂本冬美等)と比べると、ちょっと地味だというところは否めない。

 

次回