イエモン&椎名林檎、2016紅白の曲発表。『JAM』はいろいろ大丈夫なの?
そういうわけで、紅白で披露されるTHE YELLOW MONKEY(通称イエモン)と椎名林檎の曲を予想していたんですが、私の予想は見事に外れました。予想ではイエモンは順当なら『砂の塔』、椎名林檎は『カーネーション』だったのですが…
イエモンは「JAM」で、椎名林檎は「青春の瞬き」だそうです。
イエモン「JAM」は絶対ないと予想していたが…
で、以前のエントリーで私はこんなことを書いていました。
大穴で『JAM』の可能性もあるかといったところか。(追記:歌詞「外国で飛行機が落ちました」があるので『JAM』は無いですね)
紅白でイエモンに歌ってほしいけど、諸々の事情でたぶん無理な曲BEST5 - ドリップ式映画・資格日記より
結果、大外れでした。今年のイエモンは「JAM」です。「砂の塔」でも、「ALRIGHT」でもなく「JAM」です。私は追記までして、ありえないと言い切っていたのに…
イエモンの「JAM」の歌詞については、ずっと前からネタにされてきたので、知っている人も多いと思います。問題となる歌詞は、曲の終盤にあります。
外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
「いませんでした」「いませんでした」
THE YELLOW MONKEY/歌詞:JAM/うたまっぷ歌詞無料検索より
最近、大きな飛行機事故があったので、まさかあり得ないと思っていたのですが、NHK的にはOKだったみたいです。こちらの杞憂に過ぎなかった、ということです。
コロンビアで飛行機墜落 ブラジルのサッカー選手ら77人搭乗【UPDATE】
今年の紅白でこの曲が歌われることになれば話題になりそうなのですが、この件については大分前に決着がついているみたいなので、一応張っておきます。
何億回でも言いますけど、「乗客に日本人はいませんでした」というニュースの原稿は、「よかったですね他人事で!よその国の人は死んでもOK♡」という意味ではなく、『外務省、大使館、警察に問い合わせが殺到するのを防ぐため』です。イエローモンキーに騙されないでください。
— 田中泰延 (@hironobutnk) 2015年3月25日
まぁ、中学生や高校生ならともかく、大人ならなんとなく想像できることだとは思いますが、マスメディアで何気なく使われているような言葉にも、それなりの理由があるということです。
でも、イエモンの歌詞は別にメディア批判が主眼にあるのではなくて、この歌詞の主人公の心情、例えば孤独感であるとか、世界の不条理を表現することが目的なのであって、歌詞の一部を切り取って、正しいとか間違っているとかいうのもナンセンスだとは思います。
そういうわけで、今後、紅白に先立って、ラジオなどで「JAM」が流れる機会も多くなりそうですが、あんまり驚く必要は無いということを、記憶の片隅に留め置いていただきたいと思います。
青春の瞬き?
さて、椎名林檎ですが、「青春の瞬き」については、前回の記事では全く触れていませんでした。自分の中の評価として、「青春の瞬き」は良い曲だが、椎名林檎にしては地味!というのがあって、繰り返し聞くなんてことはまったくしていませんでした。
紅白で歌う際は「カーネーション」の時のように、しっとり聞かせることになりそうです。昨年、一昨年のようなノリの良いパフォーマンスを期待していただけに、ちょっと残念な気がします。当然、東京五輪と関連のある事だとは思いますが、何か視聴者が驚くようなことをやってくれることを期待したいですね。