二重人格についての短い考察ービリー・ミリガンを中心に
ホラー小説を書くために様々な属性について考察。
まずは二重人格。正式名称は解離性同一障害というらしい。
二重人格を題材にした作品は以下。
Category:多重人格を題材とした映画作品 - Wikipedia
Category:多重人格を題材としたアニメ作品 - Wikipedia
Category:多重人格を題材とした漫画作品 - Wikipedia
このうち鑑賞済みは
■映画
■アニメ
あとはテレビドラマの「超」怖い話も二重人格の娘が出てきた。
Youtubeで見つけたビリーミリガンについての番組
番組に関するメモ
- 人格が変わったら必ず今いる場所を訪ねる
- 頭のなかで白いスポットライトで照らされている部分があり、このスポットライトに照らされた人間が意識を持つ
- アーサーという人物がだれをスポットライトに立たせるか決めている←メタ人格の存在
- 人格が変わるとき唇が微かに動き、その時頭の中で人格たちが会話している
- 人格ごとに異なった性格、異なった特技を持っている
- 基本人格は眠っており、目を覚ますと自殺をする危険がある
- 最初の別人格が生まれたきっかけは子どもの頃、母親に叱られそうになったから
- 父親からの虐待に耐えるためにさらに人格が増える
- 基本人格のビリー少年は知らないうちに時間が過ぎ去っていることに気づく
- 時間が勝手に過ぎ去ることに耐えられず自殺を決意する
- しかし別の人格によって失敗、以後基本人格は眠らされる
- 裁判は無理と判断され治療のため病院へ
- 病院で人格を統合する治療を開始
- ビデオで様々な人格を撮影し多重人格を認識させる
- 犯罪を行った人格が判明
<連続強盗に至るまで>
- 犯罪を好む人格ケビンが強盗を行い、一年服役する
- 仮釈放になった後、さまざまな仕事に就くがうまくいかない
- ある日、人格レイゲンが目を覚ますと机の上には請求書の束
- 何とかしなければと思うが、人格がケビンに切り替わり強盗を働いてしまう
- その後人格がレイゲンに入れ替わり、自分がなぜか金を持っていることに気づく
- 家に帰るとトミーという人格になり、トミーは金を使ってしまう
- 1週間後レイゲンは目を覚まし、金がないことに気づく
- 仕方なく強盗を繰り返す
<その後>
- 多重人格の存在によってビリーは無罪に
- ビリーは24の人格を統合するための治療を開始
<現在>
- ビリー自身が他の人格をコントロールしている
- 今も他の人格は存在している
- 他の人格に乗っ取られるかもしれないという恐怖を抱えながら過ごしている
使えると思った設定
- 基本人格のビリー少年は知らないうちに時間が過ぎ去っていることに気づく
- 時間が勝手に過ぎ去ることに耐えられず自殺を決意する
- しかし別の人格によって失敗、以後基本人格は眠らされる
は二重人格の設定としてはなかなか良いと思う。なぜなら
- 自分が知らないうちに他の人格が行動しているというのはサスペンスが生まれる。
- 時間が過ぎ去っているといことに耐えられず自殺を決意する、というのは自殺を決意する理由としてはいささか抽象的すぎるが、具体的なエピソードがあれば説得力を増すことはできる。
- 基本人格が眠らされるというのも、おもしろい。では、メタ人格が基本人格を一生眠らせたままにするということも可能なのだろうか。
などと考える。二重人格は小説の題材としてはおもしろい。