食事マナーが更新される時が来ているのかもしれない

 客の半数以上が皿を持たずに食事している。ではその手は何をしているのかと言えば、スマホをいじっているのである。とは言っても、この現象が広く世間一般に見られるというわけではない。しかし、吉野家松屋すき屋などの牛丼チェーンに限って言えば、かなりの確率で、同じような光景が見られる。

 最初にこの状況を目にした時はみっともないと思ったものだ。しかし何度もそういった人々に遭遇するうちに、私の中にある考えが浮かんできた。もしかしたら、皿を持って食事を食べる方が、非合理的な作法であり、食器を持たずに、片手を別の作業に用いている人々の方がより合理的な作法なのではないだろうか、と。

 よくよく考えてみれば、東アジアで食器を持って食べる国は日本だけである。さらには世界的にも、食器を持つ習慣を持つ国の方が圧倒的に少数だと、Google先生は言っている。そうであるならば、外国人観光客が今後も増加すると見込まれ、ますます国際化の進展が予想されている日本において、そういった旧来の慣習が見直されても仕方ないのかもしれない。

 

 

 

ただし食器に顔を突っ込んでる奴、テメーはダメだ。

 

世界一美しい食べ方のマナー

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