簿記学習3日目にして方向転換

 簿記を学んで3日目。まだ全然手ごたえがない。一番問題なのは覚えるべきことが多い割に、それら相互の関連性が薄いことだ。例えば、返品の時の処理の仕方があったと思えば、売掛金=ツケの処理の仕方を学んだりと、商業上の実務的な操作の分だけ覚えなければいけない事柄がある。しかし、その実務上の操作というのは、相互に独立していて、関連付けて覚えるのが難しい。今まで簿記は数学に近いという感覚を持っていたが、それぞれの処理が独立しているという点は数学の問題を解くのとは全く違う。

 もうひとつ分かったことは、簿記の問題を実際に書いて覚えるのは、私が考えていた以上に手間がかかるということだ。というのも借方・貸方の項目にはわざわざその内容=勘定科目を書かねばならず、この作業に非常に手間がかかるからである。「仕入」くらいなら簡単だが、「当座預金」や「車両運搬具」だとえらく手間がかかる。こういうのはいちいち書いていたら時間が足りなくなるんじゃないだろうか。

 それゆえ考えて、アプローチ方法を変えることにした。今はテキストを読み問題を数文解くような形で進めているが、問題に挑戦するのにちゃんと書くことはやめて、今はとりあえずテキストを全部読み終えるのを目標にしようと考えている。問題は実践問題集で解き、その際に分からないことがあれば適宜テキストを見て馴れるという方が効率が良い気がする。とにかく今はテキストをできるだけ早く終わらせようとだけ考えている。