公共施設での写真撮影

 学生が気楽な気持ちで写真撮影、そして動画撮影を公共施設でやっているのが気になる。公共施設のなかには、ロケ代1時間○万円というところもあって、たとえ商業利用ではなくても、写真(動画)撮影を断っているところがある。それに公共施設であれば、一般の利用客が画面の中に映ってしまう可能性が高い。最近のスマホのカメラは性能が高いので、偶然画面に入り込んでしまった人物を特定することはそれほど難しいことではない。

 たとえ自分が所属している施設、例えば学校の施設であっても、その施設を管理する立場の人物に一言声をかけるのが礼儀だし、何か問題が発生したときの対処もスムーズになる。何も声をかけずに、勝手に撮影を始めるから、管理者側との関係が険悪になる。だから、口頭でも許可を取るということは礼儀というよりも、トラブルを回避するための賢い知恵というべきものなのかもしれない。