センター試験の問題用紙の管理って、どんな感じなんだろう?

 大学でセンター試験の準備をやっていた。それで、ふとあることに気付く。

 

 毎年全国の100か所以上の会場で、センター試験が行われているのに、その問題が当日より前に流出した、ということは聞いたことがない。これ、実はけっこう凄いことなのでは、と思った。というのもセンター試験は一つの会場だけで、おそらくは100名を超えるスタッフが働いていると考えられるからである。その中には当然、悪意を持って、問題を盗み出そうと考える人間もいるだろう。運営する側は、そういう人たちから、どうやって流出を防いでいるのか。

 

 なにせ、一つの会場で問題用紙が盗まれたというだけで、全国の受験が中止になる、ということもあり得るのだ。問題用紙の管理は、かなり重要な役割と言えるが、それに当たっているスタッフのすべてをコントロールできるわけではない。よっぽど厳重な管理体制を敷かれているのだろうか。