パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT

 きのうの深夜、『パラノーマルアクティビティ』の日本版を放送していて、偶然見たのだが、これはおもしろくなかった。同じような映画としては白石晃二の『ノロイ』のほうが良かった。また監督の長江に関しては『放送禁止』シリーズの方がずっとおもしろい。よくこんな企画が通ったな、とさえ思う。

 何がおもしろくなかったのかと言えば、設定に頼っていて、脚本がイマイチ練られていないように感じたからである。本家を見ている人間にとっては、アメリカ版の知識で日本版の不足を解消できたのかもしれないが、初めてみる自分にとってはちんぷんかんぷんであった。そのうえ映画の中心的な人物である、姉と弟の関係もそこまで掘りあげられずに終わっていた。

 それでもネット上での評価はされなりに高いので驚いた。まあ本家を気に入っている人には、受けるだろう。でもジャパニーズホラーほど怖くないし、ドラマがあるわけでもない。かなり中途半端な印象を受けた。