ポケモンと進化論

ポケモンは無印しかやったことがない。

プレイしたのは緑か赤だったと思う。

 

そういえば昔ポケモンがアメリカに進出したときに

進化概念と宗教との対立が問題になった。

 

ただ、無印における進化というのは、ほとんどが生物学的に

変態と呼ばれるもので、厳密な意味での進化ではない。

それはキャタピートランセル、バタフライという進化の

過程に象徴的に現れている。

 

微妙なのが、イーブイから、サンダーズ、シャワーズイーブイ

という進化と、ミュウからミュウツーという進化。

 

前者は、進化の石を使って進化するのだが、進化が分岐している点が

ほかのポケモンとは違うところ。

これは進化論における自然選択や適応という概念を想起させる。

 

後者は、ミュウの遺伝子操作によって生まれたのがミュウツー

だということ。そしてミュウツーは言葉が話せるが、ミュウは

離せない。それはちょうどサルと人間との関係に似ているとも

言えなくはないので、キリスト教的にはNGかもしれない。

 

以上のような例外はあるが、無印というのは基本的に

「進化」をキーワードとしてを利用しただけで、

生物学的な進化、ダーウィニズムにおける進化とは

ほとんど無縁だったと言える。

 

最近の発売されたポケモンX・Yの情報を見ると

個体値とか遺伝とか、進化論に近い概念が頻出していて驚く。

 

実際にプレイしたわけではないので、滅多なことはいえない。

最新作においてポケモンは進化論に近付いたんじゃないか

というのが私の印象である。