韓国おもしろい
『旭日旗禁止法』がどこまで本気なのか、
ってことはわからないけど、「法って何なの?」
ってことを考える上で、韓国っていう国は非常に興味深い。
というか、勉強になる。
「国民情緒法」とかネットニュース(j-castだったかな?)では
揶揄されているけど、共同体に属するメンバー情緒こそが
法を作るうえで、決定的に重要なのだということを韓国
の法成立過程は教えてくれる。
法治国家とか人権主義だとか言ってるけど、自分たちのグループ
のメンバーを不快にさせた対象、秩序を乱した人・モノを排除
したいという欲望が、法の一番の根底にはある。
日本では近代化によって西洋から流入した人権思想、あるいは
第二次世界大戦後に隆盛を極めた左翼思想が、そういった情緒の
法定化に歯止めをかけてきたし、いまも一定の力をもっている
のだろうけど、それが無ければ韓国となんら変わらないのかもしれない。
情緒と法制度が未分であるような状況が、韓国レベルにまで達したら、
困ることがいろいろある気がする。しかし隣国にそういう国が存在する
ということは法をは何かを考える上で刺激になる。
『旭日旗禁止法』は実際に法として成立させてみたら、韓国の国内外
(日本も含めて)がどういう反応を示すかっていうことは、ちょっと
観察してみたい気がする。