ごま油とバターの純正品と調合品の違い

 最近、気づいた食料・調味料の純正品と調合品の違い。純正品は文字通り、特定の素材だけでできている。一方調整品は、いわゆる混ぜ物が入っている。どちらが良いかは、使う人の嗜好や使い勝手に依然する。

 

ごま油の純正品。(ごま油100%)

かどや 金印 純正ごま油 200g

かどや 金印 純正ごま油 200g

 

ごま油の調合品。(ごま油60%+キャノーラ油40%)

 

バターの純正品。(バター100%)

雪印北海道バター食塩不使用200g

雪印北海道バター食塩不使用200g

 

 バターの調合品。(植物油脂50%以上+バター33%)

  味の素の「健康調合ごま油」と明治の「チューブでバター1/3」は、健康に良いことをアピールしているが、前者はキャノーラ油、後者は植物性油脂が含まれている。これらはどちらも、心臓疾患のリスク増加などによって、アメリカでは強く問題視されている。

 一方、調整品にはメリットもある。まず値段が純正品と比較して圧倒的に安い。ものによっては、純正品の半額近くだったりする。そして調整品は純正品には無い様々な特徴があり、場合によっては純正品より使い勝手が良い。例えば上の「健康調合ごま油」は純正品よりも、ゴマの風味が強い。だから料理によりゴマ香りや味を出すには有用な場合がある。また「チューブでバター1/3」は、見ての通りチューブ状になっており、わざわざ包丁などで切らずとも手軽に使える。

 だから調整品だから一概に悪いということではなく、好みや使う状況によって良しあしが分かれる。純正品にこだわっているという人も一度調整品を使ってみれば、以外に便利で味も悪くない、という人もいると思う。逆に、いままで値段の安い調整品を買っていたけど、使ってみたらやっぱり純正品の方が良いという人もいるかもしれない。迷っている人には両者を買って比較してみることをオススメする。