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「邦画クソ」で思ったこと

映画

togetter.com

 弁当がどうのこうのって話は完全にナンセンスだが、一連のまとめとそれに対する反応を見ているとなんだかやりきれない気持ちになる。原則アニメを見る人はアニメしか見ないし、ゲームをやる人はゲームしかやらないという状況があるはずなのに、多くの人が自分が知らない分野について、むやみやたらに語りすぎている。いくらアニメ好きの間で水島努細田守が有名であるとしても、世界の非オタクの一般人にとっては、黒沢清中田秀夫のほうが確実に名前を知られている。だけど自分が所属するトライブのことしか見えていないから、邦画には固有名として扱われる監督がいないみたいに結論付けてしまう。本当はアニメも音楽も、そして日本映画を含めた映画もそれぞれに奥が深く味わうには一定の訓練が必要なはずだが己の審美眼の無さや知識の無さに疑問を持っていない人があまりにも多い。表現を理解するのに一定の知識と経験が必要だということは大学の一般教養の授業を1つ、2つ受ければ誰でも分かるはずだ。文系廃止がダメという訳じゃないが、芸術、文学系の一般教養の講義を減らしたら、こういった訓練されていないお気軽批評家が今よりさらに増えることだろう。