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Jリーグのテレビ放送はちょっと無謀かな、と

なんでテレビでJリーグ放送しないの、というのは疑問だったんだけど、今日の放送でなんとなく分かった気がする。やっぱりイギリスやスペイン、ドイツなどの海外リーグが手軽に見られる状況でのJリーグの立ち位置は相当に厳しい。海外リーグの強豪チームの試合を見ていと、まるでテレビゲームのようにパスがつながり、唖然とする。対してJリーグは、うまく言えないが、自分と同じ人間がプレーしているのだという安心感がある。もちろんこの安心感というのは良い意味ではなく悪い意味で、個人にもチームにも脅威を感じることが少ないという意味である。そしてテレビでそれを放送すると、実力の違いがはっきりと分かる。だからテレビでJリーグの試合を放送することは、欧米リーグと比較を促すので、Jリーグにとっては良い戦略ではないと思った。

 

欧米のリーグと日本のリーグとの実力差は、ニュースのダイジェストを見ている分には十分に伝わらない。ダイジェストだけ見ていると、Jリーグもプレミアリーグに匹敵するほどの能力の選手が存在すると勘違いしてしまう。だが1試合通して見ると、それが勘違いだということを痛感させられる。

 

今回の試合の場合は、それに加えて、遠藤、今野、佐藤寿人などかなり前から名前をしられている選手が主力として出場していて、世代交代がうまく進んでいないのだな、ということを感じさせた。

 

Jリーグの頂上決戦という話題性を頼りにしてテレビ局は放送を決めたのだろうと予想できるが、ファンはともかくとしても一般人への訴求力は無かった。テレビ局としては今回の放送を機にサッカー熱を回復できればという目論見もあったのかもしれないが、ラグビーにおける五郎丸のようなスター選手もおらず、競技としての真新しさもないなかでの放送は、ちょっと無謀なことのように感じた。