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ホラー小説が書きたい

「怖い」って何なんだろうか、という問いに答えを出すことが、自分がホラー映画を見る動機のひとつである。

 

で、怖いってなんなんだろうか?

ジャパニーズ・ホラーは「怖い」のひとつの完成型だとずっと考えていたのだが、最近は違うのかもしれないと考えるようになってきた。『女優霊』から始まって、『リング』シリーズで一つの成果を出し、『呪怨』シリーズの終焉とともにすっかり元気がなくなってしまったジャパニーズホラーというジャンル。もちろん黒沢清は健在だが、黒沢清の映画はそれ自体が一つのジャンルであって、ホラーで括ってしまうと不都合な部分がいくつも出てしまう。白石晃二も同様で、ホラーではなく白石晃二の映画としか呼べないものを作っているので、もはやジャパニーズ・ホラーというジャンルは死滅したと考えた方が適切な気がする。

 

では一体いつジャパニーズ・ホラーが終わったのか。

私は『リング0 バースデイ』がジャパニーズ・ホラーにピリオドを打ったのだと考えている。実際のところ『バースデイ』は、さほど怖い作品ではない。だがこの映画を見ると怖いという感情がどうやって構成されているか、理解できるような気がする。『バースデイ』は、いわばホラー映画からホラー的演出を取り去ってあとに何が残るのかを目に見える形で示した実験作である。そしてその試みはある程度成功している。この映画が存在する限り、その後の日本で作られるホラーは、この映画をいかに超えていくかという答えを提示しない限りは成立しなくなった。ホラー的演出って、結局は子供だましなんじゃないの?という問いが、他でもないじゃパ二ーズ・ホラーの内側から出されたのだから、それに答えない作品は不誠実なのじゃないかと私は思う(あくまで個人的な意見)。そして2000年代後半のからの日本のホラーは全て、ジャパニーズ・ホラーのセルフ・パロディみたいなもんだと考えている。

 

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 POVホラーとジェームス・ワン

じゃあ『REC』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『パラノーマル・アクティビティ』が認められないかと言うと、正直、なんと答えていいか分からなくなる。POVというのは、原始的だが、そのくせに観客に非常に大きなショックを与えられる表現方法で、簡単に否定することができない。そして同様にジェームス・ワンが作りだした一連のホラー作品もたしかに怖いのである。

 

ホラーの多様化?

 私は正直、正直怖いという表現がよく分からなくなってきている。「怖い」というのは、もちろん演出によって作り出せるという考え方もあるだろうし、人間ドラマが必要だと感じるのも確かだ。そして、良く言われる「幽霊ではなく人間の邦画怖い」という言い回しもあながち間違っているとは言えないのだろう。ホラーというのは見れば見るほど分からなくなる。

 

で、今考えているのは、自分でホラー小説を書くことによって、何か手掛かりをつかみたいということだ。先日、はてなで小説投稿サイトがオープンされるという記事を見たのでそれに合わせて、何か投稿できるようにしたい。それまではこのブログで、映画や小説などを見て、いろいろ試行錯誤してみるつもりである。とりあえずはweb小説から手をつける。