2017年の紅白を見なかった理由(ちょっと見たけど)

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 昨年、一昨年と紅白歌合戦を見て、このブログで曲のレビューみたいなことを書いてたけど今年は、それ、やらなかったよ。

 

 パソコンでゲームをやってたら時間を放送開始を過ぎていて、1時間たってようやくテレビをつけた。そしたら、EXILEが歌っていて急に萎えたんだ。ちょっとはレビューしようって気持ちがあったのに。

 

 EXILEは、ほんとどうでもいいパフォーマンスしてた。何も訴えてこないし、何も伝わらない。こういう人たちが、日本の音楽の代表として出演してる紅白って、いったい何なんだろう。ここで、その後も紅白を見続けようというやる気が、だいぶ挫かれてしまった。

 

 そのあとTWICEで、これは良かった。人数が多すぎないのでそれぞれの個性がわかる。そのうえで、ルックス面での統一感もある。そういう意味では乃木坂に近いのかな。ただ曲はあんまり印象に残らなかった。良いダンスを踊れるということと、印象に残る曲というのは両立が難しいのかもしれない。でも全体的には善戦していた。

 

 その後は、あまり見てなくて気づいたらsuperflyをが歌ってて、ここで見るのをやめた。『愛をこめて花束を』はもちろん良い曲に決まっているけど、発表されてから10年たって再評価するようでは遅いし、10年前の曲に現代の曲が負けているという状況がおかしいのである。それで見るのをやめた。

 

 そもそも前の記事にも書いている通り、今年は司会や歌手が発表された時点でだいぶ失望していた。前回グダグダだった有村架純を今年も起用する意味が分からないし、歌手に関しても紅組が勝てる展望が全く見えなかった。

いや、さすがに紅組弱すぎないか?2017紅白歌合戦 - ドリップ式映画・資格日記

 

 結果は白組の圧勝。だけど、そんなことやる前から分かってたでしょ?って感じだ。メンツが違いすぎる。

「紅白歌合戦」白組が3年ぶり圧勝 約80万票差 昨年は物議→今年は審査方法を変更― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

 そして椎名林檎。見てないけど、共演という形で茶を濁したということなんだろう。東京五輪への影響を考えると分からないでもないけど、それなら受けなければよかったのではと思わないでもない。

 

 来年見るかはまだ決めていない。アーティストと曲が良ければ見るし悪ければ見ない。できれば旬の歌手、旬の曲のほうが良いに決まっている。次こそは期待したい。

いや、さすがに紅組弱すぎないか?2017紅白歌合戦

 紅白歌合戦を今年も見る。見るけれども、何か特別な期待があるわけではない。ただ単に、『ガキ使』をリアルタイムに見る気にならないのと、昨年、一昨年と見たので、それとの比較がしたいという、ただそれだけの理由。

 

 何が最悪かっていうと、紅組のメンツがクソすぎて話にならないこと。去年グダグダだった有村架純を今年も司会に据えているという点で終わってるが、選ばれた歌手もなかなか酷い。新鮮なメンバーが少ないうえ、AIとSuperflyみたいな似たようなタイプをなぜキャスティングしてしている。

 

 それよりだったら『ソードアートオンライン』だとか、『けものフレンズ』の主題歌を選んだほうが何倍もマシだったと思うが、断られたのかね?

 

 これだとエレカシ竹原ピストル三浦大知が初選出された白組とのバランスが全く取れないではないか。いちおう、歌合戦って体裁は保ってほしいのだが、「合戦」の部分はおまけみたいものと考えてるのかね?

 

 

大嫌いなあべりょうの動画を強制的に見せられる苦痛

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本当にムカムカする。

 

この歌手の名前をブログに書くことは、その歌手の動画の再生数をアップさせることに繋がる可能性があるので、本当は書きたくないのだが、今日はあえて名前を出そうと思う。

 

その歌手の名前はあべりょうだ。

 

なぜ嫌いなのか

この人の曲は絶対に聞きたくない。それくらい不快に感じる。何が不快かというと、政治的な内容を、オブラートに包まず、美しい言葉で飾ることもせず、馬鹿の一つ覚えみたいに、直接的かつグロテスクに歌うからだ。これはイデオロギーがどうという問題ではない。芸の無さ、歌の下手さを、その時々に流行している言葉を並べ立てることでごまかそうとしている点が、ただただ醜いのだ。

 

見たくないのに…

ここまで書いてきて、「そんなに嫌なら曲を聴かなきゃいいだけだろ」と思う人もいるかもしれなが、それが難しいからこうやってブログで書いているのである。というのも、なんとこの歌手の曲、Youtubeの広告としてながれるのである。もう、たまったもんじゃない。

 

その点は多くの人たちが共有しているみたいで、Youtubeの公式チャンネル内の動画のコメント欄も似たようなことを書いている。つまり「動画を投稿するのは自由だけど、広告として掲載するのは止めろ」ということ。

 Youtubeのシステムにも問題がある

今のYoutube広告はほとんどが、5秒間、視聴者に強制的に広告を見させるようなシステムになっている。それゆえ彼の幼稚で煽情的な曲の一部を無理やり聞かせられることになる。見るものにショックを与えるような言葉が、その5秒の間に必ず挿入されているのだが、目的の動画をみるためには、じっと耐えるほかない。つまり、フジテレビ的な『聞きたくなきゃ聞かなければ良いじゃない!』が全く通用しないのである。

 

なぜ、彼のような一般的にはそれほど名前が知られていないような(少なくとも私や私の家族がまったく知らない)歌手の曲が、Youtubeの広告として採用されているのかは謎だが、とにかくYoutube側に広告費をきっちり払っているからこそ、ここまで大規模な広告が打てるのであろう。

 

つまり金さえ払えば、ユーザーに不快なものでさえ見せられるようなシステムYoutube内にあって、彼はそれを単に利用しているユーザーのひとりに過ぎない。ただ彼の動画は、その中で群を抜いて不快なだけである。

 改善を求む

ニコニコ広告よるランキング操作もそうだけど、たいていの人が不快だと思うような動画を、カネ次第で、不特定多数に拡散できるようなシステムをどうにかなりませんか?もしくはそれを是正するような制度を導入しませんか?NGが一定数に達した段階で、広告の配信を一旦停止して、広告主側に改善を求めるとか、いくらでも方法はあるでしょう。

 

それもしないで今後もあべりょうの動画を見せ続けるというのなら、それは運営の怠慢と言わざるを得ないのではないか。

 

もう二度とあべりょうの歌を聴きたくない。見たくない。

おっさんの音楽の楽しみ方―RADWIMPS『いいんですか? 2017 ver.』

 よくYoutubeで、最近のいろんな音楽を聴いている。「あ、これあの曲のあのメロディに似ているな」とか「この歌い方はあの人に似ているな」と思うことが、年齢を重ねるに連れて多くなってきている。

 

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 自分と同世代ならば、この歌い方を聞いてケツメイシを思い浮かべない人はまずいないし、2番からは三木道山や湘南乃風っぽくなる。そしてサビはGOING UNDER GROUNDっぽい。別にそれはそれで悪くないのだけど、Youtubeのコメント欄にそういうことが全く書かれておらず、全肯定されているのを見るとモヤッとする。

 これがおっさんの面倒くさいところで、何かが良いという場合にも別の何かが頭に浮かんで、それとの比較で褒めなければいけない、という自制が働く。だから「いいものはいい」とは素直に言えなくなってしまう。

 この曲はとても良い曲だとは思うのだが、オリジナリティは無い。面倒くさいおっさんの私はそう思う。

バカにする人にこそ聞いてほしいMr.Childrenの『雨のち晴れ』

 ミスチルMr.Children)と言えば、好きだと言えば馬鹿にされるグループの代表格みたいな存在だけど、彼らの曲に限って言えば、私はそういう馬鹿にされるタイプの曲の方が好きだ。高尚なものなど求めていないので、ファストフードみたいに「旨い!安い!早い!」曲を提供し続けてくれればそれでいい。だけど、ある時期からのミスチルはそういう曲を全然作歌ってくれなくなったので悲しい。

 

 ミスチルの中でどの曲が一番好き?と聞かれても、自分でも把握してないのでちゃんと答えられないのだが、『雨のち晴れ』という曲は間違いなく5本の指に入るくらいに気に入っている。とは言っても、この曲、『終わりなき旅』や『名もなき詩』なんかに比べると、全然有名じゃない。でも、ファストフードっぽさが非常に強くてそこに魅かれている。

『雨のち晴れ』

www.youtube.com

 90年代のトレンディ・ドラマをそのまま一つの曲にしてみました、という感じの物語性の強い曲だ。あるいは久保ミツロウのマンガにありそうなスト―リーと言ってもいい。現在のミスチルもそうだけど、こういう歌詞の曲って全然聞かなくなった。20代・30代男性労働者のために作られた曲っていうのが、最近はほとんどない。

 

 それはもしかしたら、よく言われている女性の社会進出やなんかで、そういったニーズの中心が男性から女性に移ったからなのかもしれない。確かに、最近のテレビドラマは女性を主人公にしたものが多く、しかも高視聴率を取っている気がする。

 

 まぁ、それは置いといて、肝心の歌詞の内容だけど、この歌詞は地味に凝っている。まず1番、2番、3番とあるのだけど、この中に複数の時制があって、最近のことを話してたと思ったら急に昔の話になったりして、これが映画でいうフラッシュバックみたいに効果的に作用している。では、1番から順に時制に注目して追っていこう。

1番の歌詞

単調な生活を繰り返すだけ~

(略)

~部屋でナイターを見よう

  主人公は現在の日常生活を「単調」だと言っているが、その状態を肯定しつつある。親友との約束をキャンセルして、部屋でナイターを見るくらい人間関係に対して疎かだ。

あの娘が出て行ったのはもう3か月前~

(略)

~あれほど燃え上がってたふたりが嘘みたい

 3か月前、同居していた彼女と別れたが、そのことについて強い感情は湧かなかった。昔あれほど愛し合っていたのが信じられないほどだ。

最近じゃグラマーな娘にめっぽう弱い~

(略)

~まるで手ごたえがない

  最近、女性の好みが変わったらしく、グラマーな娘が好きだ。(3か月前別れた彼女はグラマーでは無かった?)新人のマリちゃんはグラマーだが先輩の自分が言い寄ってもまるでなびく気配はない。

不景気のあおり受けて社内のムードは~

(略)

~いっそ可憐に咲きほころうかと思うよ

  最近は世の中は不景気で、他のみんながピリピリしている分、新人に言い寄るくらいお気楽な僕の存在だけが車内で浮いてる。上司に愚痴言われるくらいが花だというので、愚痴を言われ続けても耐え続けるつもりだ。

もうちょっと 頑張ってみるから~

(略)

~今日は雨の日でもいつの日にか

 今日は雨(悪い状態)でも、いつか晴れる日が来るかもしれないので、もうちょっと頑張ってみようと思う。

 

2番の歌詞

お前って「暗い奴」そう言われてる~

(略)

~2羽のインコを飼う

  幼少の頃からずっと「暗い奴」って言われている。、ダイニングとキッチン(もう料理を作ってくれるあの娘はいない…)のある狛江(23区外)のアパートには、出ていったあの娘の代わりに2羽(つがい)のインコを飼っている。

たまに実家に帰れば、真面目な顔して~

(略)

なるべくいい娘を探したいって思っちゃいるけど

 (現在)たまに実家にに帰ると、母親に「孫の顔が見たい」みたいなことを言われる。普通、こういうことを言われるのは嫌なものだけど、(最近は)その気持ちが分かるようになってきた。

もうちょっと 僕を信じてみて

(略)

イメージはいつの日でも雨のち晴れ

  現実がどうであれ、自分の頭の中にはいつでも、雨のち晴れ(物事が良い方向に進む)のイメージがある。

 

3番の歌詞

優秀な人材と勘違いされ~

(略)

~頭を下げていた

 (入社した当初)優秀な人材と勘違いされたことで、人間関係で酷い目に逢った。(今ではその勘違いは解消されたということ?)

若さで乗り切れるのは~

(略)

~誰も分からない

(入社してから今までは)若さで乗り切ってきたけど、それも今年までこの先(将来)どうなるかなんて誰も分からない。

その日暮らし 楽しく生きりゃ~

(略)

また日が暮れる

  その日が楽しけりゃそれでもいいのかもしれないと、そんなことを考えはするのだけど、なにもできずに毎日が過ぎていく

もういいや 疲れ果てちまった

(略)

今日は雨ふりでも いつの日にか

  疲れたとは言いながらこれまでもやってきた。今日は雨でもいつかは変わるかもしれない。 

もうちょっと 頑張ってみるから

(略)

イメージはいつでも雨のち晴れ

いつの日にか 虹を渡ろう

  頭の中では良くなるイメージがあるので、もうちょっと頑張ってみる。いつの日にか、虹を渡るぐらいにうまく物事が進むだろう。

 

まとめ

 ここまで読んできて、なんとなく分かったと思うが、この曲の歌詞はある種の自己啓発みたいな内容を含んでいる。今は悪い状態かもしれないけど、ポジティブに、自分を肯定して生きていけば、きっと良いことがあるよ!、みたいなことを歌っているのだ。だから、この曲を嫌う人がいる気持ちも分かる。私もそういう歌は嫌いだ。

 

 だけど、この歌にはリアリティがあるので、そういったうさん臭いものと一定の距離を置くことに成功していると私は思う。つまりメッセージをただ単に歌詞として書き連ねるのではなく、そこにテレビドラマのように明確な輪郭を持った登場人物を出演させることで、メッセージに説得力をもたせ、軽薄さを感じさせないようにしているのだ。これが90年代のミスチルが成功した大きな理由だと思う。

 

 問題は2000年代後半以降のミスチルからは、ほとんどこういった魅力が消え失せてしまっていることだ。その結果、自己啓発的なうさん臭さや説教臭さだけが残ってしまった。このことが個人的には悲しい。ポジティブなことをひたすら吐いてるだけじゃ、そこに説得力が生まれないので、曲はどんどん空虚なものになる。

 

 この点に関してミスチルに期待するのはもう無駄な気がする。一時期のポルノグラフィティがそういう曲を作っていたが、彼らももう旬は過ぎた感がある。だから実質的には今男性の労働歌、それもある程度ポップでロマンチックなものを歌える人はいない。ここにぴったりフィットする人が現れれば、めちゃくちゃ売れると思うんですが、いかがでしょうか?

 

追記

 労働歌でググったらこのサイトにたどり着いたんですけど、確かに『「恋するフォーチュンクッキー』は、女性目線であるものの、素晴らしい労働歌だと言えますね。

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【活動休止】いきものがかりに無関心だった立場からの代表曲レビュー

 いきものがかりが活動休止する。そう言われてもなんの感慨も湧かない。それくらい、いきものがかりについては、その存在を知った時から一貫して無関心だった。私にとって、こういう音楽グループは珍しい。なぜなら、自分は、音楽の好き嫌いがそれなりにはっきりしているので、曲を聴いたうえで中立的な立場をとり続けるということがまずないからである。ところが、彼女の歌を聴いても、あるいはグループのビジュアルを見ても、すごく好きとか嫌いとかそういう感情が一切起こらない。これはある意味すごいことだと思う。

 無関心とは言っても、いきものがかりの曲をまったく聞いてこなかったわけじゃない。CMやドラマの主題歌として、いろんな種類の曲をなんども聞いてきた。そのうえで、繰り返し聞こうと思った曲が一度も無かった。こういうといきものがかりのファンに怒られそうだが、本当のことである。ただ、何気なく聞いていて、一時的に良いという曲はあったので、今日はその曲をYoutubeで探しながら、アレコレ書いていきたいと思う。

 曲はいきものがかりのシングル売上ランキングから、売上が多い順に10曲。具体的には以下の通り。

 

10位『ふたり』

9位『SAKURA』

8位『帰りたくなったよ』

7位『ハルウタ

6位『キミがいる』

5位『歩いていこう』

4位『風が吹いている』

3位『ブルーバード』

2位『YELL/JOYFULL

1位『ありがとう』

いきものがかりのシングル売上ランキング | ORICON STYLEより

いきものがかりの代表曲レビュー10

10位『ふたり』(2009)

 悲しい感じのメロディの曲。「ぼくら」という歌詞があるけど、別に男目線の曲とかではなく、漠然と恋愛の歌なんだろうと分かる程度。そこまでメロディはキャッチ―ではない。今まで一度も耳にしたことが無い曲だと思うが、たとえ過去に聞いていたとしても全然覚えていないだろうなぁ。そういうタイプの曲。

タイアップ TBSテレビ系ドラマ「ぼくの妹」主題歌

 

9位『SAKURA』(2006)

 メロディが切ない感じで美しい。まさにCMにぴったりの曲だと思う。歌詞には、離れ離れになった男女のエピソードを女性である「あたし」の側から描いたものである。しかし、それが失恋を意味するのかは具体的には述べられておらず、「桜舞い散る」という言葉からなんとなく想像できるのみである。「失恋ソング」あるいは「失恋からの立ち直りソング」の方が違いと思うが、卒業ソングに解釈できないこともない。

 個人的には、キレイな曲だとは思うが、女性の立場からの歌ということもあるし、繊細すぎるということもあるので心の底からグッと来るものがないので、繰り返し聞きたいとは思わないけど、CMとかで流れていたら良い曲だなぁとは思う。

タイアップ:NTT「DENPO115」CMソング

 

8位『帰りたくなったよ』(2008)

 この曲はタイトルを聞いただけで、「♪帰りたくなったよ 君が待つ街へ」というサブ部分の歌詞とメロディが頭に浮かぶ。そういうわけで売り上げのかなり上位に位置しているかと思っていたのだが、8位というのは意外だった。学校の教科書とかに乗ってもおかしくないような内容の歌詞だと思う。よく言えば普遍性があるとも言えるし、悪く言えば漠然としていてつまらない。

タイアップ:『アイフルホーム』CMソング

 

7位『ハルウタ』(2012)

 勢いのある曲。劇場版名探偵コナンの主題歌として使われたということで、切ない感じはあるけど、基本的に明るい雰囲気。ただ尖ったものはないので、「コナン」とのタイアップが無ければここまで売れていなかった気もする。

タイアップ:東宝配給アニメ映画「名探偵コナン 11人目のストライカー」主題歌

 

6位『キミがいる』(2010)

 いままで聞いたことがなかったけど、めちゃくちゃいい曲だと思った。10位から7位まで順に聞いていて、メロディの中に全部「切ない」感じがあったのだけど、この曲にはまったくそういうのが無い。恋に恋する女の子の感情をそのままにメロディと歌詞に込めましたという感じ。アニメ化した少女マンガの主題歌にぴったりな曲だと思ったが、実際はドラマ版『ホタルノヒカリ』の主題歌とのこと。

タイアップ:NTV系ドラマ「ホタルノヒカリ2」主題歌

 

5位『歩いていこう』(2011)

 スローで切ない感じの曲。「応援ソング」的な要素がある。Aメロ、Bメロは他の曲に比べてちょっと重めで、サビも抑え気味。感動系の映像作品のエンディングとして流れると良いかも。

タイアップ:TBSテレビ系ドラマ「ランナウェイ~愛する君のために」主題歌

 

4位『風が吹いている』(2012)

 NHKロンドンオリンピックパラリンピックのテーマソングだというが、まさにそういう感じの曲。基本的に前向きで、盛り上がるタイプの曲。ダイジェスト映像の背後でかかっている感じの、主張の強すぎない歌詞とキャッチ―過ぎないメロディ。どこかで聞いたことがあったとしても、絶対に覚えていないタイプの曲だと思うが、オリンピックとNHKが絡んでいるだけあって、売上は良かったみたいだ。

タイアップ:NHKテレビ「ロンドン放送」テーマ・ソング

 

3位『ブルー・バード』(2008)

 アップテンポでノリはいいが、切なく悲しい曲調の曲。これもスポーツイベントでも使われているのかと思ったがwikipediaによるとテレビアニメ『NARUTO』の主題歌だったとのことである。歌詞は抽象的で、神話のよう。

タイアップ:TX系アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」オープニング・テーマ

 

2位『YELL』(2009)

 暗く不安な感じのイントロから始まって、サビにかけて盛り上がるタイプの曲。曲の構成が非常にうまい。2009年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲として制作されたとのこと。名曲だと思う。

タイアップ:NHK教育テレビみんなのうた」より 他

 

1位『ありがとう』(2010)

 この曲も曲のタイトルを聞いただけでメロディと歌詞が浮かぶ。サビ以外は結構平凡だけど、ライブで歌ったら盛り上げるだろうなぁと思う。

タイアップ:NHKテレビ・ドラマ「ゲゲゲの女房」主題歌

 

番外編『1 2 3 ~恋がはじまる』(2013)

 個人的に、いきものがかりと聞いてまず一番初めに頭に浮かぶ曲。ただWikipediaによると売り上げは酷かったらしい。

オリコンチャートでは、2008年リリースの「帰りたくなったよ」以来16作ぶりに初動売上が2万枚を下回り、累計も2007年リリースの「うるわしきひと/青春のとびら」以来20作ぶりに3万枚を下回った。

 カルピスのCMとして繰り返しテレビで流れていて、非常に印象に残ったのだが、売り上げには貢献しなかったらしい。

www.youtube.com

 

まとめ

 今回聞き直してみて良い曲が多いと思ったのだが、繰り返しじっくり聞くタイプではない、という印象は変わらなかった。メロディも歌詞も声質も、学校の教科書に載っていそうな感じで、毒にも薬にもならないようなところが好きになれなかったのだと思う。

 でも、ライプで見てみるとまた違った魅力があって、それが見られなくなるのは正直寂しい。これから、音楽活動を続けるのかわからないが、ソロでまた違った曲風で聞けるのなら、今度はもっと好きになれるかもしれないので、楽しみに待ちたい。

 

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